自閉スペクトラム症児に向けた生活改善提案本研究では自閉症患者に向けたTEACCHプログラムを元に、自閉症児が過ごす住宅の改善提案を行う。自閉症児の特性を理解し、本人ではなく、周囲の環境を変えることでの問題解決を試みる。可能な限り自閉スペクトラム症児が自立した生活を行うための場を、インテリアコーディネートのみでの提案と、設計での提案をそれぞれ行うこと、そして一般の方にも広く知ってもらえるような冊子を制作することを目的とする。山岸茉歩伊藤研究室2023年度インテリアデザイン構造化発達障害福祉空間デザイン自閉スペクトラム症
空間を充実化させる出窓の提案出窓は装飾性の高さや建築面積の制約への対処を可能とすることなどにより、1970~80年代にかけて普及した。現在、サッシメーカー各社で製品としての取り扱いが減少している一方で、アンケート調査によると、出窓に対して一定数の需要があり、出窓に座る・寝る等の活用に関心が高いことが明らかとなった。そこで本研究では、出窓に新たな付加価値を与えることにより、空間の充実化を可能とする出窓を提案する。小野菜々美伊藤研究室2023年度デザイン出窓建築窓
Fariage 近年、ファッション業界においても環境汚染が問題視されている。中でも大量生産・大量廃棄のサイクルで成り立つファストファッションが成長してきたことで、衣類の焼却処分による二酸化炭素排出量が非常に増えてきているという現状がある。そこで、1つのアイテムを何世代にもわたって大切にする古着文化の存在をより多く知らしめ、その魅力をファストファッションユーザーへ最大限に伝える施策を考える。針生彼方日原研究室2022年度デザインファッション
キャラクターの制作と展開組織や団体のプロモーションとして役割を果たしていたキャラクターは、今ではメディアの拡大と共に、組織や団体と生活者を繋ぐ存在としても大きな役割を果たしている。しかし、生み出されたにも関わらず上手く活用されずに影を潜めたキャラクターもたくさんいるのが現状だ。人気キャラクターがなぜ長きにわたり愛されているのかを調査・分析し、そこで得た結果を元に、オリジナルキャラクター「くもも」を制作した。牧野柚希伊藤研究室2022年度アニメーションキャラクターデザイン
潜在する本制作は、糸状のものを用いた手編みによる造形作品である。作品内に入り、一人の空間で編み目を見つめてみたり、袖に手を通してみたりといった作品との触れ合いへ誘導することで、作品に対して自身を投射する“感情移入”、その中で何を感じたか、どんな行動をしたか、それは何を起因としているのかといった部分を、自身で客観的に観察する“自己観察”を促すことを目的としている。木村真優中田研究室2022年度デザイン造形
VEGETACLE本研究では食という生活から切り離せない視点で、社会課題解決に向けた個人の経験を創出することをねらいとする。そこで創造的再利用とも呼ばれる、持続可能なものづくりの新たな方法論であるアップサイクルの考え方を取り入れた「VEGETACLE」を提案する。これにより、従来企業を中心に進められてきたアップサイクルを一般化し、自宅での創造体験を通して食品ロスへの興味と認知を高めることを目指す。高橋朱里日原研究室2022年度デザインリーフレット
コンセプトを色に変える近年の日本の広告において、写真や動画などの視覚情報を共有するビジュアルマーケティングメディアは大きな影響力をもつと考えられる。視覚情報を共有するという特徴を持つビジュアルマーケティングメディアのアプローチの手法として、視覚情報の中で大きな影響力をもつ色を効果的に利用できる方法を検討する。本研究では商品コンセプトを配色に置き換える新たなアプローチの方法を提案する。 相原綾日原研究室2022年度コンセプトデザイン色
海ごみで作るマリン・カレンシー本研究ではプラスチックのメリット、デメリットを再確認したうえで、消費者が、利点と弱点とを併せ持つプラスチックに対して、どのように向き合うべきか考える機会を与えることを狙いとしている。そこで収集した海洋プラスチックごみを素材として価値あるものに昇華させることを目指す。金谷 佳樹日原研究室2022年度デザインプラスチック造形
未知の轟き本制作は人間の可聴範囲外である20Hz以下の音を体感する作品である。四方に置かれたスピーカーからは女性の歌声が流れ、徐々にその20Hz以下の音が増幅されていく。音による振動は吊るされたスタイロフォームを揺らすとともに体全体に伝わる。人間の聴覚では捉えきれない音が存在することを認知させるとともに、現実世界が人間の感覚以上のもので構成されており、それらのものから受ける影響があることの認識を促す。山下尚希中田研究室2022年度デザイン空間音
歳時記を現代社会に一般化するための試み 本研究は、歳時記を現代に一般化することで、イベント文化を継承する試みを行うものである。イベントおよび行事の根源は何かと考えたとき、古くから現在も行われているものもある儀式や祭り、つまり歳時記であるという仮定を立てたためである。 SWOT分析を行い3つの戦略モデルを生み出し、それらに基づいた施策を提案した、アンケート調査をし、最も効果が見込まれる「試供品を配る」案を採用し、制作を行った。石山花梨日原研究室2022年度SWOT分析イベントデザイン歳時記造形