泉中央周辺の賑わいを考える泉中央駅は開業して今年で32年目であり、周辺住民の暮らし方やニーズと現状の泉中央の状態にずれが生じ始めている。そこで泉中央地区の新旧の都市計画の調査や野外調査を行って現状を把握すると共に、この地区の賑わい創出に関するイベントに参加して市民の意見を徴収した。設計では旧都市計画にある「五つの泉」と呼ばれる拠点に合わせ、賑わいを町全体に広げるような提案をした。矢口 凜平岡研究室2023年度まちづくり建築
失われない「結び」の実現本研究では、賑わいや地域性、風景などの「街の人々が作り上げていくその街特有の良さ」を「結び」と定義し、事業を行った街の都市機能と共存し、時代の変遷によって失われることのない長期的に続く、この街特有の新しい「結び」を生み出す手法を空間として提案することを目的とする。仙台市で土地区画整理が行われた二十人町を対象に空間を提案し、最終的に仙台駅を中心とした東西の「結び」の創出に繋がっていくことを期待する。大内梨央平岡研究室2022年度ヒューマンスケールまちづくり建築界隈性空間設計手法
パタン・ランゲージを用いた持続可能な漁村集落の構築 女川町北浦の5つの漁村集落は、それぞれの環境特性・産業特性を持っており、幾度の災害にあっても復旧を繰り返し、漁村としての生活を維持してきた。しかし、東日本大震災による防災集団高台移転や人口流出で、職住分離や高齢化が進み、漁村集落としての機能を失いつつある。本研究では、女川町北浦地区に存在する5つの漁村を事例として、持続可能な漁村集落の構築を目的とする。鈴木大斗平岡研究室2022年度パタン・ランゲージまちづくり建築東日本大震災漁村空間記憶防災集落
都市公共空間における地域性の伝承に関する研究デザイン案の「物語」においては、仙台の民俗文化のひとつである「すずめ踊り」をモチーフとした。場所の配置と物語を組み合わせ、すずめ踊りの歴史的背景の3段階に対応した三つのパートに分け、全体的には線形構造の語り方を採用し、ナラティブランドスケープデザインの手法を用いて、都市の中で断片化した空白の土地と古い緑地空間を利用して、現代の都市生活を満足させ、伝統的な民俗文化を担う区域を設計しようと試みた。都市公共空間における地域性の伝承に関する研究平岡研究室2022年度デザインまちづくりランドスケープデザイン記憶
古都多賀城からの脱却本研究では東北学院大学多賀城キャンパス跡地を新たな都市構造を持った観光施設兼生活圏に再生させる事による多賀城の新たな魅力を創造し、多賀城の再興を目指した設計を行った。この施設が多賀城における新たな活動拠点となり、交流拠点となり、生活圏となる事で多賀城市に新しくも歴史を感じさせるアイデンティティを付与する事ができ、多賀城市にかつての知名度と賑わいを再び呼び起こす事ができるのではないかと考える。三瓶 翔太郎中田研究室2021年度デザインまちづくり建築造形
路地から考える回遊性のある街空間自然豊かで多様な風景が共存する松島海岸地域の空間的な魅力が顕在化した街を実現したい。そのために回遊性のある街空間を提案する。 様々な調査・分析に基づきマスタープランを作成し、対象地を設定した。中でも特に重要な拠点施設を2ヶ所取り上げた。そこに建物や路地空間を設計する。拠点施設及び対象地の回遊性の向上を図ることが、街の魅力向上のきっかけとなり、歩いて楽しい街の実現に貢献できると考える。 櫻井朱里平岡研究室2020年度まちづくり建築松島路地
夜道に足を踏み入れる際に不安をもたらす環境要素 警視庁によると、人的な防犯活動(ソフト面)と、建物・道路・公園等の物理的な環境(ハード面)の整備・強化等を行うことで犯罪が発生しにくい環境を創るという。防犯を重視するまちづくりを目指すために、不安に感じる段階として夜道に足を踏み入れる瞬間に、不安を感じ取る環境要素を明らかにする。尾形真由子小地沢研究室2020年度まちづくり防犯
歴史とともに住み継ぐ本研究では、城下町や宿場町として発展し、その後商店街として成長した大和町吉岡宿を対象とした。現在宿場町の面影は垣間見ることができるものの、商店街の活気は薄れ今後は住宅地化していくことが予想される。これまでの「まちらしさ」に配慮しながら、住宅地としてどうあるべきであるか設計を行った。木村 友哉平岡研究室2020年度デザインまちづくり土地利用宿場町建築