2.9次元絵をキャンバスという四角い平面の枠に収めることは、絵画において基本的な技法である一方で、アートとしての可能性を留めていると考える。そこで、本制作では抽象画の中でも流動性に着目した「フルイドアート」に焦点を置き、新たな技法を開発。キャンバスから脱し、表現可能範囲を無限にすることで、フルイドアートの本来の形、新たな魅力を引き出した制作となった。青野 佑樹中田研究室2021年度フルイドアート抽象画