開催概要

宮城大学 空間デザインコース・メディアデザインコース卒業研究・制作展
+大学院事業構想学研究科修士制作展

「探針(=probe)」という道具があります。測定や実験のために、試料に接触または挿入し、試料の特性を探る針のことです。
学生たちはそれぞれの卒業制作や修士研究に取り組むに当たり、研究テーマとした社会的な課題や未知の可能性に対して、深く、あるいは多角的に「探針」を差し込み、自分はいったい何を掴もうとしているのか、日々自問し続けてきました。彼らにとって卒展は、在学中の学びの集大成であり、次のステップに進むスタートラインでもあり、研究成果を広く社会に問う大切な機会となっています。
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科の卒展は、様々なデザイン領域をカバーし、今回展示される百余りの作品のテーマや表現はバラエティに富んでいます。会場では現代におけるデザインの広がりや可能性を俯瞰することができると同時に、学生たちが見据えている未来も感じることが出来るでしょう。
学生たちのエネルギー溢れる作品の数々を、ぜひ会場でご覧いただき、楽しんでいただければと思います。

平岡善浩|宮城大学事業構想学部デザイン情報学科長

期間:2018年2月16日(金)-18日(日)
場所:せんだいメディアテーク6Fギャラリーb
時間:10:00−19:00(16日のみ13:00-)
入場料:無料

イベント

卒業制作自主レビュー

大学外部からゲスト講師を招き、学生による自主レビューを開催します。

日時:2018年2月17日(土)13:00-18:00
場所:せんだいメディアテーク6Fギャラリーb(卒展会場)

講師プロフィール

安積 伸
Shin Azumi

プロダクトデザイナー / 法政大学教授
1965年、神戸生まれ。京都市立芸術大学卒業後、㈱NECデザインセンター勤務を経て、1994年英国王立美術大学修士課程修了。その後ロンドンを拠点とし95年よりデザインユニット「AZUMI」として活動、05年に個人事務所「a studio」設立。T-fal(仏)やlapalma(伊)など多くの国際的企業でプロダクトデザインに携わる。FX国際デザイン賞「プロダクトオブザイヤー」(英)をはじめ国内外で数多くの賞を受賞。審査員としてもiF賞(独)などに参加。「LEM」スツールがV&A博物館(英)のパーマネントコレクションに選ばれるなど、各地の美術館に作品が収蔵されている。2016年より日本に拠点を移し、法政大学デザイン工学部システムデザイン学科教授に就任。大阪芸術大学、神戸芸術工科大学客員教授。

太刀川 英輔
Eisuke Tachikawa

デザイナー/NOSIGNER代表
1981年、生まれ。NOSIGNER代表。慶應義塾大学大学院SDM特別招聘准教授。ソーシャルデザインイノベーションを目指し、総合的なデザイン戦略を手がける。建築・グラフィック・プロダクト等への見識を活かした手法は世界的に評価されており、国内外の主要なデザイン賞にて50以上の受賞を誇る。東日本大震災の40時間後に、災害時に役立つデザインを共有するWIKI『OLIVE』を立ち上げ、災害時のオープンデザインを世界に広めた。その活動が後に東京都が780万部以上を発行した『東京防災』のアートディレクションへ発展する(電通と協働)。

姜 鎬元
Kang Howon

建築家/韓国 弘益大学校 助教授
1964年、生まれ。法政大学卒業後、1990年に東京都立大学大学院修士課程修了。1994年に米国コロンビア大学大学院修士課程修了。1994年から99年まで磯崎新アトリエに勤務ののち、1999年からSTUDIO VOID 共同代表。
京都造形芸術大学、東京電機大学、国士舘大学 非常勤講師を経て、2013年から韓国 弘益大学校 助教授。

福屋 粧子
Shoko Fukuya

建築家/東北工業大学准教授・AL建築設計事務所
1971年、東京都生まれ。1998年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。1999年より2004年まで妹島和世+西沢立衛/SANAAに勤務。2005年に福屋粧子建築設計事務所設立。2013年、AL建築設計事務所を小島善文、堀井義博と共同設立。
主な建築作品に、『梅田阪急ビルスカイロビー tomarigi』(2010年)、『八木山ゲートテラス』(2017年)など。復興まちづくり・建築設計から家具デザインまで広いスケールでデザイン活動を行なっている。主な受賞に、日本建築学会業績賞(2015年、共同受賞)。第3回吉阪隆正賞(2015年、共同受賞)、グッドデザイン賞2017など。

武井 誠
Makoto Takei

建築家
1974年、東京都生まれ。1997年東海大学工学部建築学科卒業後、東京工業大学塚本由晴研究室研究生+アトリエ・ワン。1999年から手塚建築研究所勤務ののち、2004年TNA設立。現在、株式会社TNA 代表取締役。
主な建築作品に、『輪の家』(Record Houses 2007受賞、Wallpaper Design Awards 2008 最優秀賞)、『カタガラスの家』(第25回新建築賞(吉岡賞)、第21回JIA新人賞)、『カモ井加工紙第三撹拌工場史料館』(AR award highly commended、第6回 JIA中国建築大賞 特別賞)、『上州富岡駅』(Brunel Awards 2014、第56回BCS賞 特別賞、日本建築学会賞 [作品])、『構の郭』(東京建築士会 住宅建築賞、)『旋の家』(Record Houses 2016受賞)。『カモ井加工紙での一連のプロジェクト』(2A asia award 2017 優秀賞)。

萬代 景子
Keiko Mandai

米国IT会社 ブランドプランナー
2012年 宮城大学デザイン情報学部デザイン情報学科 中田研究室卒業
新卒で広告代理店に勤務、プランナーとしてWeb中心の企画制作に関わる。
2016年に米国IT会社に入社。ブランドプランナーとして勤務。

アクセス

せんだいメディアテーク 6Fギャラリーb
〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1

地下鉄
南北線勾当台公園駅下車「公園2」出口から徒歩6分(約450メートル)。
東西線大町西公園駅下車「東1」出口または「西1」出口から徒歩13分。
東西線青葉通一番町駅下車「北1」出口から徒歩15分。

バス
仙台市営バス 仙台駅前-60番(仙台TRビル前、地下鉄仙台駅「中央2」出口前)のりばから「定禅寺通市役所前経由交通局大学病院」行き(系統番号がJまたはXで始まるバス)で約10分、メディアテーク前下車。

徒歩
仙台駅より約20分(約1.8キロメートル)

展示研究室

メディアデザインコース

person
伊藤真市 研究室

大竹星奈 / 大類真菜 / 岡田麻友 / 佐藤朱加

person
茅原拓朗 研究室

大森あすか / 今川拓哉 / 草刈公平 / 佐藤綾音 / 須貝恵理紗 / 鈴木慧 / 竹澤未希 / 馬場大河 / 藤田春樹 / 三田桃子 / 村上瑠奈子

person
小嶋秀樹 研究室

前田真理 / 岩井芙美 / 大江結菜 / 志賀朝妃 / 本間香帆 / 矢田夏未 / 山本愛加

person
鈴木優 研究室

大槻紗也香 / 佐藤麻里亜 / 澁谷美樹 / 菅原佳菜子 / 鈴木眞生 / 中村駿也 / 橋本レン / 林凌平 / 守山颯音

person
日原広一 研究室

岩淵みなみ / 氏家舞美 / 工藤智萌 / 斉藤ひかる / 佐藤拓馬 / 三戸眞子 / 白坂絵美菜 / 鈴木唯 / 髙橋万里 / 千葉絵里加

person
蒔苗耕司 研究室

宍戸宏輔 / 高橋健太郎 / 髙橋紘司 / 髙橋翔吾 / 武田涼助 / 藤田美帆 / 峯岸巧 / 八木晶宏 / 松田宏文

空間デザインコース

person
井上誠 研究室

竹村佳晃 / 及川巧貴 / 大場恵 / 萱場智美 / 鳴海遥 / 叶信机

person
中田千彦 研究室

坂本英恵 / 大橋佳凜 / 神山未歩 / 河合春来 / 桑原大輝 / 齋藤涼香 / 髙橋悠 / 丹野里佳 /中山野々子 / 松川真子 / 両國華奈 / 竹之内眞菜 / ハルナ・ラジャブ

person
永松栄 研究室

磯﨑良多 / 猪股沙紀 / 今泉明 / 熊谷衿奈 / 後藤優果 / 末永美生 / 福本俊英 / 横山由貴

person
平岡善浩 研究室

桃生和成 / 長島和 / 大柴卓也 / 岩佐昌紀 / 工藤タケル / 佐藤健也 / 鈴木裕也 / 丹紀子 / 千原貴文 / 角沖皓佑 / 中屋海美 / 半沢友香 / 本間大貴 / 三上茜 / 山下さくら

person
舟引敏明 研究室

阿部洲熙 / 岩谷大輔 / 小島みのり / 木村あやか / 齋藤恵美香 / 坂下緑 / 佐藤新 / 髙橋里奈 / 橋本乃映

問い合わせ先:土岐研究室 TEL 022-377-8332 toki@myu.ac.jp