南三陸町歌津(うたつ)地区寄木(よりき)にて、津波によってご自宅と作業場を失った漁師のかたから被災当時の様子をお聞きする。実際にご自身が撮影された津波の写真を見ながら、どのように海が人々の生活を呑み込んだかを教えていただいた。

2013年9月25日から27日の三日間、京都市立芸樹大学、金沢美術工芸大学、宮城大学の共同開催によるワークショプ「海嘯に祈む(かいしょうにのむ)」が南三陸町にて開催されました。
震災から二年半経った現在でも、被災地の再建の道程は遠く、芸術活動を通じて復興と再生を力づけていくことができないかということから、公立系芸術大学にお声掛けをして開催されたワークショプです。
今回の二泊三日では、京都、金沢からの参加者の皆さんに、先ずは被災地の現状を体感していただき、その経験をもとに芸術行為に何がなし得るかを考えていただくためのきっかけとして多くの出会いの機会を設けることを考えました。
仙台駅を出発してからは、南三陸町、気仙沼市、石巻市などを巡り、様々な形での震災体験、被災の様子、これからの取り組みなどを見聞することが続き、参加された皆さんにとっては大きな衝撃となったと思います。
これからは、相互に意見を出し合いながら、真に被災地に求められている芸術による復興、再生支援を展開していきたいと考えています。
参加者:
金沢美術工芸大学 安島諭先生他、学生2名
京都市立芸術大学 山本麻紀子先生他、学生2名
宮城大学     高山登、中田千彦、土岐謙次、他学生4名(運営担当スタッフ3名)復興ステーションスタッフ2名
ワークショップ日程:
9/25(水) 15:00 仙台駅集合、三陸道を経由して南三陸町へ。志津川の防災庁舎跡周辺を視察。
       19:00 入谷地区さんさん館にて、工藤真弓さん製作の「紙芝居」を見せていただく。地域住民の方と夕食をとりながら意見交換。さんさん館泊
9/26(木)  9:30  さんさん館からバスで移動。気仙沼リアスアーク美術家見学。学芸員の山内宏泰(やまうちひろやす)氏から、常設展示となった津波被災物展示についてお話をお聞きする。
       14:00 南三陸町歌津地区寄木にて、地元漁師の方から津波被災時の様子を、実際に当日撮影された写真なども見せていただきながらお聞きする。
       17:00 志津川さんさん商店街を見学
       19:00 さんさん館にて宮城大学理事で芸術家の高山登氏より、ご自身の作品「遊殺」についての講義を聞く。その後、芸術での復興について、意見交換。さんさん館泊。
9/27(金)  9:30  南三陸町戸倉折立(とくらおりたて)の瓦礫処理プラントを見学。
       11:00 戸倉地区神割崎(かみわりざき)仮設住宅を視察。神割崎見学。
       11:30 戸倉長清水(ながしず)地域を視察。ながしず荘にて昼食。
       13:00 石巻市北上、大川小学校跡地を見学。
       15:00 仙台駅で解散。
2013年11月初旬を目処に、参加者から芸術による復興、再生支援のあり方をご提案いただき、議論できる機会を設けたいと考えております。

気仙沼リアスアーク美術館を訪問。学芸員の山内氏からは展示されている被災地から持込まれた数々の「被災物」とご自身で撮影された写真についてのご説明をいただく。「瓦礫(がれき)」とは呼ばず「被災物」としての敬意をもって接すべし、という強いメッセージが届けられました。

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